成功しているECは必ずやっている!【永久保存版】すぐに活用できるスケジュールExcelシートダウンロード付き!

今すぐ実践 特集/ECの教科書
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漠然と「売り上げを伸ばしたい」ではNG

2020年もすでに2月が終わろうとしていますが、まだ10ヶ月ありますから!
残り10ヶ月で「なんとなく」ではない、売り上げを確実に伸ばせるスケジュールをたてましょう。

ECサイトでよく見かける「○○キャンペーン」や「○○セール」
こういった販売戦略を「思いつき」でやっているショップと「計画的」に実施しているショップでは結果が全く違います。

今回は「計画的な年間イベント(販売戦略)スケジュール」についてお話します。

なぜ「年間」で計画をたてなきゃいけないの?

それは、準備に時間がかかるからです。
本来「戦略的」なキャンペーンを行うためには、実施日までに最低でも2ヶ月〜3ヶ月は準備期間として必要です。

「来月、母の日だからなんかキャンペーンやろうか?」と4月のミーティングで話が出てくるようでは「成功しているEC」と肩を並べられるとは思えません。

もちろん、それはそれで何も考えないよりはいいですし土壇場で思いついたキャンペーンを実践する「即戦力の機能」がカートシステムに備わっていれば通用する場合もあります。
即戦力機能があるカートとは?

それでもやはり「計画をたてる」ことは大切。
以前、コンサルをさせていただいたクライアントが大きく売上を伸ばした施策のひとつが「年間イベントスケジュール」です。

そこで、なぜ年間で計画をたてなければならないのか?
ひとつのイベントを実施するための準備期間として3ヶ月程度はかかるというのはあくまでも「目安」であり、広告媒体を使って宣伝するイベントならもっと長期の準備期間が必要になる場合もあります。
また、先述したように「思いつき」でも通用する場合というのは、カートシステムの機能を利用して「スポット的」に行えるキャンペーンなどです。

いずれにしても、年間を通してスケジュールをたてることで「繁忙期」と「閑散期」を把握することができるので、時間とお金を投資するキャンペーンを行うかスポット的なライトなキャンペーンを行うかなど緻密な戦略を練ることができます。

企画・準備・告知

準備期間の目安「3ヶ月程度」は、これら「企画・準備・告知」の期間に振り分けられます。

まず最初に、月に一度は「販促イベント」が行えるよう年間に行う各月のイベントターゲットとキャンペーンの実施日を決めます。
次に、これに合わせて「企画・準備・告知」のスケジュールを組んでいきます。

企画
どんなコンセプトでキャンペーンやセールを行うのか内容を決めます。
(ポイント還元、値引き、プレゼントなど)
大枠が決定したら、タイムスケジュールなど詳細をつめていきます。
広告や告知の方法、準備に必要なことや作業の担当者を分担します。

準備
企画で決定した担当者は、広告に必要なバナーやページ、チラシなどの作成。
メール告知などテンプレート等の作成。
イベント用の特別な商品やノベルティなど用意が必要な場合はスケジュールに余裕を持って対応するようにしましょう。

告知
告知の期間は少なくともイベント実施日の1ヶ月前からスタートするようにしましょう。
イベントについての告知は、様々な手段を利用して幅広く周知できるようにしましょう。
アフィリエイト広告などを利用する場合は最短でも3ヶ月以上前には告知のプロモーションを行いましょう。
媒体(アフィリエイターなど)は、記事等を準備するのに時間が必要です。
情報入手から実施までの期間が短いと獲得の見込みがないと判断され掲載されにくくなります。

下の画像は、年間イベントスケジュール表のサンプルです。

【サンプル】EC年間イベントスケジュール表
【サンプル】EC年間イベントスケジュール表

イベントの実施日が月初の月や月末の時もあるので準備期間が過密になる時期と余裕のある時期が一目瞭然になります。
この様なスケジュール表を作成することで「今週」のタスクが明確になり効率的です。

また、月のイベントを決めるときには「目的」や「ターゲット」を明確にしてその内容を使い分けるようにしてください。

「新規顧客の獲得」「既存顧客の育成」

ターゲットによって、効果的なキャンペーンを打つことが大切です。

新規顧客を獲得したいなら、選択するイベントは「小さな記念日」よりも「誰もが知っている記念日」(母の日、ハロウィン、クリスマスなど)

既存顧客を優良顧客へ育成したい場合は「ショップ特有の記念日」や「会員限定シークレットキャンペーン」など、ショップを利用していることで恩恵が受けられるキャンペーンや顧客がVIP感を持てるサービスがいいでしょう。

告知の方法も然り、新規顧客を獲得したいのであれば比較的有料の広告やメディアへの露出を意識した戦略が必要です。

既存顧客へのキャンペーンなら費用をかけなくてもいい「メルマガ」や「同梱チラシ」などが有効的です。

これらを年間スケジュールにバランス良く振り分け、広告費用に予算をかけられる時期と節約の時期なども加味した上でスケジュールをたててください。

年間でスケジュールをたてることで、予算に対しても計画的に投資することが可能になります。

365日、毎日何かしらの「記念日」があります。
誰もが知っている伝統的な行事だけではなく、様々な企業がPRの為に「〇〇の日」というような記念日を制定しています。
広く認知されているものから、あまり浸透していないものまで数千種類もの記念日があります。

下記の画像は、そんな年間のイベントや記念日を抜粋し月別で一覧にしたものです。

【永久保存版】月別 年間イベント一覧表
【永久保存版】月別 年間イベント一覧表

例えば、5月9日は語呂合わせで「5月=May(メイ)」「9日=ク」
「メイクの日」なんて記念日もあります。
この記念日に、メイクにちなんだフェスティバルが開催されたり、介護施設でのメイクサービスを行う社会貢献などのPR活動が実施されたりしています。

このように、あなたのショップの商材にあった「記念日」をみつけて魅力的なキャンペーンを企画してください。

「今すぐ実践」できるよう、画像で紹介した【EC 年間イベントスケジュール表】のサンプルと原本、【月別 年間イベント一覧表】のExcelをダウンロードして頂けます。

是非、あなたのショップの売り上げアップにご活用ください!

別の記事で「売上アップに効果的なキャンペーン戦略」をご紹介させて頂きます。

最後に「即戦力機能を備えたカートシステム」の、活用例を紹介した記事も参考までにご覧ください。